格差がひろがること
なんていう真面目なタイトルですが、この話題はスポーツ分野における東西格差。
2016年シーズン終了を目の前にして、神宮球場へ明治神宮野球大会を観戦。やっと顔を
覚えてもらった売り子さんとビールを買って少し神宮球場の観衆について語っていたん
です。
今回、秋季高校野球東京地区大会で、清宮幸太郎主将率いる早稲田実業が優勝、来春の
センバツ出場を勝ち取りましたが、各地区の優勝校で日本一を決定する明治神宮大会の
高校の部に早実が出場するため、こりゃ神宮また満員札止めになるなぁ(+_+)と思い、
結局早実の翌日の試合で、近畿地区優勝校の大阪・履正社高校の試合を観戦することに
なりました。
神宮球場は、大阪 VS 福井だったにも関わらず内野は満員、外野は解放していなかった
ので、売り子さんとなんで土日外野を解放しないのかね?と会話していたのです。
高校の部は 午前中開始の 2試合、午後開始は 大学で 2試合。暦の上では冬の試合です。
日が短いので、第4試合は確実に点灯試合。なおかつあんまり観客動員が見込めない
時間のため、地方の大学があてがわれることが多くなんか罰ゲームみたいでかわいそう
に思えてきます。
さて、第3試合 は、東京六大学代表の明治大、方や関西学生野球リーグの関西大との
東京 VS 大阪対決ということもあり、内野席は満席状態に。普段の六大学リーグ戦
(早慶戦を除く)、梅雨時期に開催される全日本大学野球選手権と比べても観衆が多い
ことにまず驚かされました。(2日目に開催された早実 VS 静岡の試合もこんな感じ)
で、結果、明治の勝利だったのですが、内容があまりにも一方的な試合だったので、
ふと東西格差が大学野球でもあるんじゃないか?と疑念がわき調べてみたわけです。
そしたらすごいね。関西勢は平成 9年に近畿大が春秋連覇、なんと 20年ほど日本一に
なっていないことに愕然。東西格差で、ほぼ東京勢が圧勝、関西勢は見る影もなし。
じゃあ原因はというと、やはり 30年ほど前に関西学生野球連合が解体してしまい、
連盟が 5つに分かれてしまったことと、上位とみられていた関西学生(関関同立)と
関西六大学(関関同立以外)に分裂、下部組織をそれぞれ作らずに運営していったことが
相互に弱体し、日本一になれない原因を作っているのではないか?
これが野球だけに限らず、サッカーもほとんど東日本勢にかなわず、ラグビーも大学
以上はほとんど東日本勢が優勢。わずかに高校野球、高校ラグビーくらいが強いか?
それでもPL学園が君臨していたころの高校野球と違い相対的になってきてるもんな。
日本はスポーツ大国で、人口が多いから人材のすそ野は大きいとはいうが、東日本だけ
優秀になってもしょうがないと思うのは考えすぎだろうか?